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整形外科/スポーツ整形外科

膝前十字靱帯損傷

図1
図1
図1:膝の構造(十字靱帯と半月板)
上:膝を外側から見たところ(模型)。本来は前十字靱帯の約三分の二は大腿骨(太ももの骨)に隠れている。
下:膝を正面から見たところ(模型)。膝蓋骨(お皿の骨)と膝蓋靱帯は除いてある。

前十字靱帯(図1)は膝関節内にあって、脛骨(スネの骨)の前方への安定性を担っています。

バスケットやバレーボールのジャンプ後の着地やスキー転倒などで損傷(断裂)することがあり(図2)、バキッという感触(音)を自覚することもあります。

外傷後、数時間で膝関節内に血が多量に貯まり、膝の曲げ伸ばしが困難となり、痛みもむしろ強くなります。

関節内靱帯のため、ギプス固定など保存療法では治癒する可能性は低いとされます。

スポーツ復帰には通常、靱帯再建術などの手術(図3)が必要です。放置した場合も、いったん膝の腫れはなくなり、日常生活は可能となりますが、靱帯が損傷したままでは膝の不安定性が残存します。また、スポーツ復帰とともに半月板損傷が出現・悪化して疼痛やひっかかりなどの原因になることもあります。

靱帯再建術(図3)は、外傷から約1ヵ月以上して、急性期の炎症がおさまり膝の動きが回復してから行うのが普通です。内視鏡(関節鏡)を併用することで、比較的小さな傷で手術が行えます。

手術後はリハビリテーションがとくに大切です。おおむね、術後6ヵ月から1年程度での競技復帰をめざします。

  • 図2
    図2:損傷した前十字靱帯の内視鏡所見(当院症例)
  • 図3
    図3:再建した前十字靱帯(当院症例)
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